【No.2】【★★★★★】やり抜く人の9つの習慣
やる気が上がる8つのスイッチの類書。同様に良書。
学び
第二章:目標達成への行動計画を作る
目標達成のためにやるべき行動を着実に実行するためには「いつ何をやるか」をあらかじめ予定に入れておくべき。
例 水曜日に出勤前に30分必ず運動する 日々の計画が具体的な行動レベルまで明確になってくるとその行動をする可能性は300%も高まる。
切り札: if then プランニング 事前にいつ何をやるかをハッキリ決めておくことで実行できる確率は2倍から3倍にもなる
例 16時になったらかけるべき電話をぜんぶかける
意識せず毎日着実に行動する。 脳は「XならY」という文章を記憶しやすい
事前にするべきことをはっきりしておけば、意識しなくても、行動すべきときに自動的に行動できる。
第三章:目標までの距離を意識する
どれだけ進歩したかをモニタリングする。 FBで目標との距離を確認する。
他人からのFBか自分での進捗確認。
FBの予定は必ず入れるようにする。
「これまで思考」ではなく、「これから思考」 「これまで思考」=どこまでやり遂げたかに視点を向ける思考スタイル。
モチベが下がる。早い段階で達成感を感じすぎる。
「これから思考」=あとどれだけやらなければいけないのかに視点を向ける思考スタイル。
目標までの距離に目を向ける。
これからやるべきことを意識することでモチベも高まる。
第四章:現実的楽観主義者になる
「望むことは簡単にできる」「ほしいものは簡単に手に入る」と考えると失敗の確立が高まる。なぜなら必要な準備を怠ってしまうから。
まずは、成功することの困難を意識する。
不安に思って障害を探すことは成功への大切なステップ。
自分の前に横たわる課題や困難から逃げないでしっかり見つめること、課題や困難がどの程度のモノなのかを検討すること。
成功するまでのステップととるべき行動をビジュアリゼーションする。
第5章:成長することに集中する
「今できなくてもできるようになる」と信じる。
能力は伸ばすことが出来る。
新しいことに挑戦する心の持ち方:
目標設定の際に「今何が出来るのか」ではなく、「これから何が出来るようになりたいのか」を考えるようにする。
目標は自分の能力を証明するためにあるのではなく、自分を向上させるためにこそある。
「失敗してもいい、と開き直る」ことが新たなことに挑戦する活力になる。
そうすると失敗の確立は大幅に低くなる。
「証明ゴール」と「成長ゴール」
目標には2つある。
「証明ゴール」:能力の証明、やり方を知っていることの証明
「成長ゴール」:能力を伸ばして今までできなかったことをできるようにする
能力を発揮することを阻害する最大の要因は不安感。
成長ゴールならば失敗してもまた一つ学んだと思える。
失敗の落胆から自分を守ってくれる。
成長することにフォーカスすると仕事の意味が変わってくる。
成長を実感する充実感は「完璧」を目指す緊張感とは全く別物。
興味を持つことが活力を高めてくれる
仕事に困難はつきもの。「興味を持って仕事を楽しもうという姿勢」「自分の仕事には価値があるのだという信念」はやる気を奮い立たせてくれる。
興味を持つことはアドバンテージになる。
何をするにせよ、最初から自分自身に完璧を求めない。
「どんなことでも習得にはある程度時間がかかる」
やるからにはそのことに興味を持ち、価値あることだと信じることが大切。
第6章 やり抜く力を持つ
グリッド=困難にも屈せず、長期的な目標達成に向けて全力を尽くす「やり抜く力」。
固定的知能観と拡張的知能観
①固定的
=個々人の知能は持って生まれたものとして固定されている
これは間違い。
②拡張的
能力は経験や努力を重ねることによって高めることが出来る。
上手くいかないとき①は自分に能力がないせいと考える。
一方②は努力不足だった、戦略を間違えた、プランを練らなかったなどと自分の努力や行動のせいにする。
自分でコントロールできることに原因があると考えれば「成功は自分の頑張り次第」と信じることが出来る。
①の人は「努力して自分や状況を良くすることなど不可能」という考え方。
①では自分の成長が不安を駆り立てる原因になってしまう。
素晴らしい成長の機会に恵まれていたとしても成長することなどできないと思い込んでいれば現実に成長することはない。
自分の能力を高めたいと願うのであれば、自分自身の想い込みを注意深く観察することが重要。
「今の私にはまだ無理だ」
第7章 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
気の進まないことをして意志力を鍛える。
とにかく取り組む価値があると思う事を続ける。
例 猫背を直す、これまでやろうと思って出来なかったことに挑戦する
(if)もし、何かをやっている途中に用もないのにスマホを触りたくなったら
(then)今やっていることの意義を思い出す&スマホを触る必要ないことを思い出す
「誘惑に打ち勝つ」ことがすべての挑戦の共通点。
意志力が強い人を思い浮かべると、それだけで意志力をパワーアップさせたり回復を早めることが出来る。
定期的な刺激で意志力を強くする。
・汚い言葉を使うのをやめる
・聞き手ではないほうの手を使って生活する
etc
第8章 自分を追い込まない 限りある意志力を有効に使う
2つの困難な目標に同時に取り組むのは避けるべき。
どんな目標であっても出来るだけ簡単な方法を見つける。
禁煙を続ける自信がある人ほど誘惑を避けようとせず、自分の意志力に頼ろうとした。
意志力を試してはいけない。
何かをやめる時は段階的にやめるよりも一度にスパッとやめるほうがいい。
第9章 やめるべきことよりやるべきことに集中する
ある志向をしないように努力すると、逆に頭の中はその思考でいっぱいになる。
行動を変えたいならやめたい事を考えるのではなく「やりたいこと」「やるべきこと」を考える。
怒りがこみ上げたら、まずは3回深呼吸をする
というように具体的な目標にする。
目標をどう表現するかで結果は変わる。
目標を見つけることと同じくらい、それをどう表現するかが重要である
代替if theプラン 〇 自分が望む行動を起こすように代替プランを立てる
無視if the プラン
否定的if the プラン 一番ダメ
まとめ
やり抜く人の9つの習慣も本質は類書「やる気が上がる8つのスイッチ」と同じ。
この2冊を読むことで人生に対する考え方は劇的に良くなる。